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ライティング技術を上げたい!
そう思い、ランキングサイトで評価が高い本を片っ端から読んでみました。
初心者が読んだ正直な感想としては、「ランキング上位=初心者に分かりやすい本」ではない!と感じました。
私が読んだ中から、本当に購入して良かった!と思った本を、本音でご紹介します。
ライティングを学ぶには、ネットと本のどちらがおすすめ?
Webサイトの立ち上げなど1度きりで終わること、システム更新により変更となる可能性のあることは、Web検索で良いと思います。
しかし、人間の思考に基づく「文章の書き方」など普遍的なものは、検証のうえ実績をまとめた書籍で学ぶのがラクです。
バラバラの情報を自分で体系づけて考えられる人は、Web検索で良いと思います。
Webには、信頼性に関わらず多くの情報が公開されていますが、それを正確に判断するのは困難です。
しかし、書籍発行には、著者だけではなく、出版社(編集、承認者)、印刷会社、流通会社、小売会社など多くの人が関わります。
たくさんの目で見て承認が得られたものだけが、手元に届きます。
つまり、本のほうが分かりやすく、信頼性が高いものが多いのです。
人気のライティング関連本の共通点
当然ながら、本によって書いている内容は違います。
何が正しくて、そうではないのか、判断が難しいこともあります。
しかし、たくさんの本で共通して書かれていることがあれば、それは真実に近いと思います!
以下に、ほどんどの本で共通して主張されていたことをまとめました。
- 文章を書く目的を明確にする。
- 誰に向けての情報なのかを明確にする。対象を広げすぎない。
- 相手が求める情報を提供する。
- 論理は必要だが、相手の感情に訴えることが大切。
- 成果は結果で判断する。結果の検証、改善が大切。

当たり前のことばかりですが、本などでしっかりやり方を理解しないと実践は難しいです。
初心者だからこそ!ランキング上位本のおすすめ度を紹介

初心者だから言える!初心者が初心者目線で、読んだ本のおすすめ度をご紹介します。
おすすめ度低:☆ ~ おすすめ度高:☆☆☆☆☆
沈黙のwebマーケティング おすすめ度☆
多くのランキングサイトで上位に位置する超有名本です。
Webサイトのトラブル対応や、サイト上での成約につなげるポイントについて学べます。
読者ターゲット
初心者:Webサイトを運営する人、Webサイトに掲載する記事を書く人
感想
物語は、運営サイトのトラブル対応から始まります。
ビジネスのサイト運営を開始したあとに読むことを想定されているのだと思いますが、それにしては基礎的なこと(サーチコンソールやグーグルアナリティクスの導入など)も多く、ターゲットが誰なのか分かりませんでした。
漫画(対話)形式なので読みやすいです。
しかし、全体的に漫画の部分が多く、設定もシンプル!とは言えず、不要な情報も多い印象です。
具体的な「Webマーケティング」のポイントは、漫画外のコラムにまとめられていますが、漫画の中にもポイントは出てくるので、どちらも読む必要があります。
しかし、正直、ネット検索で分かるような内容も多いです。

評価の高い本ですが、私には理解できませんでした。
どなたか教えてください・・。
本書では、Webマーケティングには、かっこいいデザインよりも言葉の力が大切であることを説明しています。
とても心に響く内容で、納得感も大きかったです。
本書で、「文章の書き方」に特化したものを学ぼう、という方向性を見つけられました。

本書で学んだこと
- Webサイトで最も大切なのは、言葉のチカラ!
- 思考を整理するときには、「マインドマップ」が有益。
- Webサイトの集客にはSNSを活用すると効果的!
沈黙のwebライティング おすすめ度☆☆☆
多くのランキングサイトで上位に位置する超有名本です。
「Webライティング」について、網羅的に学べます。
SEO、選ばれる文章の書き方から、Webサイト立ち上げに向けた手順までまとめられています。
「Webライティングってなに?どうすれば良いの?」という超初心者の方におすすめの内容です。
読者ターゲット
初心者:Web記事を書く人
感想
こちらも「Webマーケティング」同様、漫画のやりとりベースに話しが進められます。
こちらは、記事への集客方法(SEO)、目的を達成するための記事の書き方が流れに沿ってまとめられており、「Webライティング」の全体像をつかむのにおすすめです。
ライティングを進めると、自分でサイトを立ち上げたい!となることもあると思います。
その際に役立つ手順についても記載されているので、ライティングの次のステップも視野に入れながら学ぶことができます。
ただし、文章構成などの具体的手順までは示されていないので、そこまで学びたい方は別の本も読む必要があります。
本書で学んだこと
- SEO対策には、小手先の対策ではなく「読者が知りたい情報」を発信する!
- 「引用」を使うときのマナー
- 質の高い記事を書くためには、取材やプレゼンなど、「Web」から出た活動が有益。

PC前にいるだけではなく、外でも活動することで「生きた記事」が書けるということですね。
20歳の自分に受けさせたい文章講座 おすすめ度☆☆☆☆
累計発行部数400万部以上、ドラマにもなった「嫌われる勇気」の共著者が出版された、「文章の書き方」をまとめた本です。
本書で、「読まれる文章」を書くときに意識すべきポイントを理解できます。
また、初心者でも、記載された構成モデルに従えば面白みのある文章を書けるようになります。

読者ターゲット
Webに関わらず「文章」を書く人
(ビジネスにも使えます)
感想
今まで営業としてビジネス文章はたくさん書いてきましたが、自分の文章がいかに面白みのない内容だったのか、考えさせられました。
いくら有益な内容であっても、淡々と事実をまとめられた文章は読むのがしんどいですよね。
本書では、「読まれる文章」の導入部分はこうあるべき、結論はこうするべき、などの構成を具体的にまとめられています。
「Web」ライティングに特化したものではありませんが、ゼロから文章を学びたい人には本当におすすめです。
本書で学んだこと
- 文章の構成
- 自分が書きたいことではなく、相手が知りたい情報を提示する。
- 導入、本文、結論にはそれぞれの目的があり、相手を引き付ける工夫が必要。
ドリルを売るには穴を売れ おすすめ度:☆☆☆
ライティングの最終目的は、モノなりサービスなり、何かを購入してもらうことだと思います。
モノが売れる仕組みを把握してライティングができれば、強いですよね。
本書は、モノではなく、モノによって得られる結果を訴求して売りなさい、という本です。
たくさんの人にモノを買ってもらいたい!と思うのは当然ですが、「みんな」に向けて発信された内容は、「誰にも」見てもらえません。
全世代向けのファッション誌なんてあっても、読みたいとは思えませんよね。
自分自身は色々なマーケティング策にハマって物を購入しているのに、自分が物を売ろうと思ったら意識するのは難しい、本書は、たくさんの気付きを与えてくれます。
また、マーケティング戦略を決めるための分析方法も、事例ベースで解説してくれるので納得感があります。
読者ターゲット
初心者:マーケティングを学びたい人、モノが売れる仕組みを作りたい人
(≒Web上でモノを売りたいと思っている人)
感想
マーケティングについて、レストラン復興の事例ベースで説明されており、とても読みやすい本です。
ですが、いくら本書を読み込んでも、マーケティングは一朝一夕で出来るようなものではないことを改めて理解しました。
本書の流れと同じように自分も分析しようとしましたが、止まってしまいました。
そもそもの情報や権限が不足していたり、合っているのかが分からなかったり・・。
マーケティングの基本概念を分かりやすく学べるので有益ですが、実践するには仕事等で助言がもらえる環境があると良い、と感じました。
これからマーケティングを仕事で行う人は、基礎知識として読んでおくべき本だと思います。
(サンプル)会社員として考えた場合
- お客様の方向性に合わせるには、人材の再配置が必要。
でも私にはその権限がない・・。
(サンプル)Webサイト運営者として考えた場合

浅くて役に立たない分析しかできませんでした。
実践、リトライあるのみですね!
本記事のターゲット:Webライティング初心者で、本を探している人、上手くなりたい人
強み:ライティングプロではなく、「初心者」が本当に理解できるかをまとめている
価値:ムダなくスキルを身に着けられる(時間、お金の節約)
商品:比較記事
広告:文章を読んでもらう、広告は打たない。
流通:サイト検索SEO
価格:閲覧は無料、本の購入費は必要
本書で学んだこと
- マーケティング(モノを売る仕組み)の概念
- 本×単独でのマーケティングの難しさ
⇒初心者には、仕事や教育など、アドバイスをもらいながら「実践」できる場が必要
ザ・コピーライティング おすすめ度:☆☆☆☆
メンタリストDaiGoさんが絶賛されていた本です。
著者は、アメリカで超有名なコピーライターです。
過去に打った広告で、実際に成果のあったものがまとめられており、信ぴょう性と納得感が違います。
ただし、記載事例もアメリカのものです。
訳の仕方なのか文化の違いなのか、若干理解しがたいところもあります。
400ページ以上ある分厚い本ですが、140ページまでは「見出し」の書き方で、そのあとも随所に「見出し」についての記載があります。
広告における「見出し」の重要性が読み取れます。
本書の情報を意識すれば、「読んでみたい!」と思わせるタイトルを付けられるようになります。
読者ターゲット
ライティングの質を上げたい人(特に見出しの重要性を感じている人)
広告関係の仕事をしている人
感想
アメリカの事例がベースなので、読みづらいところもあります。
しかし、実際に効果のあった宣伝文句そのものを学べるので、とても参考になります。
Webに特化した本ではないですが、見出しに困ったときは、本書を辞書のように引いて見たりしています。
普通に書いていると色々抜けてしまうのですが、全て頭に入れることができれば、確実な成果が見込めます!

定期的に読み返して頭に入れたいと思います。
本書で学んだこと
- 広告には検証が重要。検証できない場合は、検証済みの広告を使用する。
- 広告は、見出しが重要。
- 見出しに相手の「得」を示す。
人を操る禁断の文章術(メンタリズム) おすすめ度:☆☆☆☆☆
メンタリストDaiGoさんの著書です。
心理学の考え方をベースに、DaiGoさんならではの「ハッとさせられる」例えとともに、文章の書き方を解説してくれます。
本書は、写真や動画とは違う、文章の可能性について言及してくれるのもポイントです。
また、人が「読みたい!」と思うのかはどんなときなのかを具体的にまとめられており、ライティングの題材決めに役立ちます。
また、そのまま使えるテクニックも紹介されています。
うまく使いこなせれば、「人を惹きつける」文章を書けるようになります。

読者ターゲット
ライティングで成果を出したい人
ビジネス、メール、SNSなどで人の心をつかみたい人
感想
最も夢中になってむさぼり読んだ本です!
私は、楽しくないと頭に残らないタイプなので、とても合っていたと思います。
全てが読みやすく、納得ポイントがたくさんありました。
「人を操る」とされていますが、特別なテクニックで自由に人を誘導するのではありません。
どちらかというと、相手について調査し、考え、相手のために「導く」が近いのだな、と理解できました。
読めば「分かった気」になりますが、実践できるようになるには意識して体に覚えさせる必要があります。

私がこれだけ絶賛しているのも、きっとDaiGoさんの思うツボですね。
本書で学んだこと
- 文章で相手の「想像力」を働かせる!
- 相手の気持ちに寄り添うことが最重要。
- 「追伸」こそ心に残る。
まとめ
それぞれの本ごとに、おすすめ度合いや得られる情報は異なります。
全て有益な本ばかりで、得るものがなかった本はありませんでした。
その中でも、ライティング初心者の私が、特に買うべき!と思った本は以下の本でした。

あなたのライティングに、少しでも役立てばうれしいです。。
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